秀和システムは8月26日発売で、銀座に店を構える人気バー「ロックフィッシュ」の店主、間口一就氏によるエッセイ『酒呑み放浪記』を刊行した。
同書は、著者が日本全国にとどまらず、韓国にまで足を運び、東京の片隅で出会った名物料理や地方で味わった地酒と郷土料理、訪れた居酒屋や料理店の店主などの人柄、店内の雰囲気などについてつづるエッセイ。また第一章には酒に合うおつまみを中心に13品のレシピにエピソードをそえて紹介している。
間口氏はこれまでレシピ本を中心に多数の著作をもち、今回は10作目の著作となる。また間口氏が営む「ロックフィッシュ」は、出版業界でも多くのファンがいるバーで、同書の中にも名物で看板商品でもあるハイボールの作り方や、同店で提供している「オイルサーディンの山椒焼き」についても触れている。
編集担当者は、「居酒屋も10時で閉店するなか、家で一人晩酌する機会が多くなっている。このエッセイを片手にグラスを傾けてみるのも一興。ぜひ冷たいハイボールを片手に、軽妙ながら心に響く語り口で、間口さんがつづる『食の風景』を覗いてほしい」と語る。