台風９号の影響で、８月31日から９月１日にかけて、非常に強い勢力で沖縄地方に接近し、沖縄地方では大荒れの天気となった。琉球新報社と沖縄タイムス社は９月１日、この台風の影響で暴風警報が発表されたことを受け、新聞配達員の安全を優先し、警報発表中の配達を原則見送った。
両社が２０１９年11月に締結した「台風・災害時における新聞配達に関する協定」を初めて本格運用した。
これまで、台風時の新聞配達では、激しい風雨の影響で配達員のけがや事故が起こったり、県内外で死亡事故も発生している。同協定は配達員の生命尊重と安全確保を第一とし、両社、両販売店は相互に連携し、協力し合うことにしているという。
１日は、ラジオ局からも「暴風警報発表中の配達中止」を伝えた。また、両社とも自社のホームページで、電子新聞を無料公開した。１日付の新聞は、２日付と合わせて配達した。