東京版権説明会2020 新型コロナの影響で開催中止に

2020年9月9日

 東京版権説明会事務局はこのほど、「東京版権説明会2020」の中止を決定した。11月5~6日の開催を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから開催を取りやめた。

 

 「東京版権説明会(TOKYO RIGHTS MEETING=TRM)」は、海外の出版社と書籍の翻訳権などを交渉するイベント。昨年は東京・千代田区のパレスサイドビルで開かれ、日本の出版社57社がブース出展し、海外などから約198人(129社)が来場。主に中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムなどの出版関係者が訪れていた。


 中止の理由について同事務局は、「実施に向けて協議を続けていたが、7月下旬から再び世界中で感染者が急増している現在の状況、海外渡航制限の解除が厳しい見通しである状況などを勘案し、安全性を第一に考え、中止を判断した」と説明。なお、同事務局は「東京版権説明会2020」に代わるオンライン等での手法について協議を続けている。