東京新聞(中日新聞社東京本社)は9月16日から、ウェブ限定で応募できる「かわうそ君ふきだしコンテスト」を始めた。東京新聞の2020年広告キャラクターは、吉田戦車さんの漫画『伝染るんです。(うつるんです)』に登場する「かわうそ君」を起用している。コンテストでは、四コマ漫画のオチを考えて11月5日までに応募してもらう。12月6日に東京新聞紙面とウェブサイトで発表する。
漫画『伝染るんです。』は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で1989年から94年まで連載された「不条理」や「シュール」をうたった内容の4コマ漫画。
東京新聞はかわうそ君とともに「空気は、読まない。」というキャッチコピーを打ち出している。弱い人を応援し、権力や強いものを監視するため「忖度」せず、真実を追求するという報道姿勢を込めた。
今回のコンテストは、2種類の四コマ漫画のオチを考えて応募してもらう企画。「思わず笑顔になれるような作品」を募集している。
応募は東京新聞の購読にかかわらず、だれでもできる。作者の吉田戦車さんと本社審査員が審査を行う。「吉田戦車賞」「東京新聞賞」などを贈る。
また、紙面では「私も考えました!」と題して随時掲載し、連動してウェブの特設ページでは各界著名人が考えたふきだし作品を随時載せる。同ページでは、著名人にインタビューした「世の中に向けて一言メッセージ」など、前向きになれるコメントも同時に公開する。
同社では「コロナ禍で深刻なニュースが多い中、首都圏の皆様が思わず『えがお』になれるような情報を今まで以上に届ける」としている。