説話社『マイカレンダー』初の発売前重版、鏡リュウジ著作が早くも3刷

2020年9月23日

『マイカレンダー2020年秋号』=AB判/152㌻/本体1200円

 

 占い関連の雑誌、書籍を発行する説話社が好調だ。同社が9月23日発売で発行する季刊誌『MyCalender(マイカレンダー)2020年秋号』は、2019年3月の創刊以来、初の発売前重版を決定した(重版出来は9月28日予定)。さらに20年8月下旬に発行した、鏡リュウジ著『占いはなぜ当たるのですか』が、発売直後から好調な初速を見せ、即増刷を決定。その後の反響も大きく、現在3刷に達している。

 

 同社は『マイカレンダー』の前身、『MyBirthday(マイバースデイ)』(実業之日本社)の専属編集プロダクションとして起業し、そのノウハウ、リソースを活かし、占いや精神世界などを中心とした出版事業に参画。占術家の大家や人気作家からの信頼も厚いという。

 

 今回、増刷となった『マイカレンダー2020年秋号』は、「まるごと1冊、タロット占い」と題し、タロット占いの魅力を収載。著名な占術研究家の寄稿や対談のほか、タロット占いに関連する書籍の紹介なども収録する。

 

『占いはなぜ当たるのですか』=四六判/492㌻/本体1800円

 

 また鏡氏の『占いはなぜ当たるのですか』は、講談社から刊行された同タイトルの増補改訂版で、占星術研究家の大家として活躍する著者が、30代の頃の「若い」感性のままに、「占い」について真摯に向き合い、考え抜いたエッセイ。占い好きのみならず、社会学者の宮台真司氏が解説を寄せるなど、その普遍的な内容から占いに明るくない読者にも好評だという。

 

 同社の高木利幸編集人は「コロナ禍で不安に感じる方が多い中、『占い』は安らぎを与えるツール。本誌、本書がその一助になれば」と語る。