アリス館は8月28日、谷川俊太郎書き下ろし新作ひらがなあそび絵本『あ』を初版6000部で取次搬入したが、好評のため発売前に重版がかかり2刷計8000部となった。
同書は「あ」から始まるひらがな遊びで、「あ」と一文字を組み合わせて単語にし、物語を作る楽しさを伝えている。
絵は広瀬弦氏が担当、制作過程で誰かの視点がないと話の流れが作れないことから、文字の妖精「かなちゃん」を登場させ、文字の感情を表現することにしたという。同書には制作秘話と、谷川さんの読み聞かせ動画を公開しているサイトのQRコードが付いた小冊子を挟み込んでいる。