博報堂DYメディアパートナーズは10月1日、農業者と生活者を結ぶプラットフォーム事業「チョクバイ!」で、ポスト・コロナ時代の生活者の購買行動の変化に応えて、地域経済を活性化するための“ローカル・コマース”実証実験を開始すると発表した。
「チョクバイ!」は、農産物直売所・観光農園・生産者など〝顔の見える取引〟に取り組む農業者と生活者をつなぐプラットフォーム。農業者は「チョクバイ!」を活用し、自分たちの農園や農作物情報を無料で発信することができる。生活者は身近な農家の直売情報をスマホやPCから入手できる。2018年9月にスタート、19年9月時点で提携する農産物直売所などは2500件以上。
実験は読売情報開発と協働で進める。地域の新聞販売店が起点となり、同地域内の直売所・農園が企画した野菜セットを、同地域内の生活者の自宅まで定期配送する小商圏のローカル・コマースである農産物直売サポートサービス「チョクバイ!BOX」を共同で提供する。
さまざまな事情で直売所へ来店できない地域の生活者に、読売新聞販売店を通じて販売・配送・集金することで、地産地消を促進するとしている。
対象は農産物直売所・道の駅・市場・農園など。千葉県東葛地区の一部エリアから開始し、順次エリアを拡大する予定。