メディアドゥは10月15日、同社の電子書籍配信インフラを活用した、VR/ARで利用可能な新型XR電子書籍リーダーの開発に着手すると発表した。電子書籍がスマートフォン・タブレットのみならず、XR環境でも日常的に読まれるものになるとして、同社既存サービス等と連携し、新しい読書スタイルを提案していく。同社が運営する電子書店「コミなび」でのVR対応のほか、BtoBでのバーチャルeBOOKリーダーの供給も予定している。
XR(エックスアールまたはクロスリアリティ)は、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの仮想空間技術、空間拡張技術による「多様な新しい現実」の総称。開発しているXR電子書籍リーダーは、Facebook社製VRデバイス「Oculus Quest2」に加え、今後の主力XRデバイスにも対応する。
ARグラスでは視界を遮ることなく、また、VRではバーチャル空間の高い没入感の中、両面見開き表示で読書に集中できるなど、これまでとは異なる新しい電子書籍の楽しみ方が可能となるとしている。
※映像は開発中のもの