日本出版販売 「書店経営指標」2020年版発行

2020年10月23日

 日本出版販売(日販)は10月22日、「書店経営指標」2020年版を発行した。価格は本体1500円(税別)。紙版・PDF版ともに、オンライン書店「Honya Club.com」から購入できる。

 

 同書は1963年から毎年発行しているもので、本年度は全国59企業675店舗のアンケート調査をもとに、書店の経営効率や書籍・雑誌をはじめとする取扱商品の販売動向などを分析している。20年度のトピックとして、企業ベースの主な業績の前年比は売上高が99.2%、売上総利益が101.3%となった。店舗ベースの売上高前年比は98.1%。収益性では売上総利益率が29.5%、営業利益率が2.7%だった。

 

 このほか、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、書店での感染防止対策や店舗運営における変化などに関するアンケート結果も掲載している。

 


 

「書店経営指標」2020年版 No.58 


◆主な内容
 ①企業編―書店チェーンを有する59企業の財務諸表などに基づいた貸借対照表・損益計算書の各項目における構成比分析および、書店の経営比率に関する分析

 

 ②店舗編―675店舗における売上高前年比・収益性・生産性・効率性・商品回転率の分析

 

 ③商材編―商材別のさまざまな経営指標分析(Book、文具、レンタル、セル、飲食料品・雑貨、ゲーム・トレカ)


 ④「新型コロナウイルス感染防止対策」に関するアンケート結果

 

 ⑤過去5年間の指標―主要経営指標の推移