NPO法人本の学校は11月7・8の両日、「本の学校出版産業シンポジウム2020―オンラインで本の“いま”を語ろう」として書店や今後の出版、図書館などをテーマにした5つのフォーラムを開催する。
シンポジウムは例年、東京・千代田区の専修大学神田キャンパスで、神保町ブックフェスティバルの時期に合わせて開催してきたが、新型コロナウイルス感染拡大によってオンラインで開催する。
第1フォーラムは永江朗氏(ライター)がコーディネイターを務め、柳美里(作家、フルハウス・南相馬市)、土方正志(荒蝦夷・仙台市)、森忠延(井戸書店・神戸市須磨区)の各氏が「災害と書店と読書 大災害・コロナ禍で考える本屋と本の価値」をテーマに取り上げる。
第2フォーラムは「なぜいま小さな本屋が増えているのか 日本と韓国での本屋創業事情を語る」をテーマに、白源根(本と社会研究所)、星野渉(文化通信社)の両氏をコーディネーターに、両国でそれぞれ書店を創業した大井実(ブックスキューブリック)、キム・キジュン(サンイル文庫)の両氏が登壇する。
第3フォーラムは梶原治樹氏(扶桑社)のコーディネートで、谷口奈緒美(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、三芳寛要(パイインターナショナル)の両氏が「出版営業のデジタル化推進 オンライン商談の最新活用例を知る」を語る。
第4フォーラムは井上慎平(NewsPicksパブリッシング)と山本多津也(猫町倶楽部)の両氏が「コンテンツと読者の新たな場の設計」をテーマに討論。
第5フォーラムは嶋田学氏(奈良大学教授)がコーディネイターとなり、千野国弘(山梨県立図書館)、三田祐子(鳥取県立図書館)、村上岳(岡山県瀬戸内市民図書館)の各氏がパネリストとして「コロナ禍の図書館 知の地域づくりの観点から」をテーマに議論する。
日程は7日12時30分から第1フォーラム、15時から第2フォーラム、17時30分から第3フォーラム、8日13時から第4フォーラム、15時30分から第5フォーラム。いずれもZoomウェビナーで90分。参加費は1講座2200円(税込)。
詳細・申し込みは【本の学校ホームページ】