日本出版取次協会(取協)と日本雑誌協会(雑協)は10月30日、2021年度「年間発売日カレンダー」を発表した。土曜休配日は20年度より5日増の32日間(オリンピック・パラリンピック期間の土曜日6日間は首都圏の交通事情を考慮して含めた)、平日休配日は設定していない。稼働日は259日間となった。
21年度は出版物の業量の減少、運送会社を取り巻く環境問題等の現状を踏まえ、①運送会社の「労働時間等の法令遵守」「働き方改革の推進」②業量の平準化を最大限考慮に入れ協議を重ねてきた。また、今後も「週稼働5日以内」という目標の早期実現を目指し、両団体で継続的に協議を続けることを確認した。
2021年度の休配日は前年比5日増
なお、20年度の休配日は土曜休配日22日、平日休配日3日だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて「6月13日(土)」と「6月20日(土)」を休配日に追加設定。土曜休配と平日休配を合わせると休配日は27日。21年度の休配日は、平日休配日がゼロとなったものの、土曜休配日が増加し、休配日は20年度よりも5日増となる。
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