文化通信社が企画し、「本の日」実行委員会などが協賛する「ギフトブック・キャンペーン」が「本の日」の11月1日から始まった。各書店ではポスターやPOP、独自に制作した拡材などを使って思い思いのコーナーを展開している。
同キャンペーンは11月1日から12月末まで2カ月間にわたり、全国47都道府県にわたる書店など約1500店舗が参加して、著名人34人が選んだ「贈りたい本」「読んでもらいたい本」102冊を掲載した『ギフトブック・カタログ2020―2021』の販売と、店頭で1000円以上購入すると景品が当たるプレゼント企画を実施している。
有隣堂横浜駅西口ジョイナス店
神奈川県を中心に店舗をもつ有隣堂は全店でキャンペーンを実施しているが、横浜駅西口ジョイナス店では通路に面したショーウインドウでアピールし、店内ではメイン通路のフェア台で大きく展開中。また、東京・新宿の小田急百貨店新宿店本館10階のSTORY STORY新宿では書籍売場入り口のフェア台でカタログ掲載書籍のフェアを実施している。
紀伊國屋書店新宿本店 エスカレーター脇で全点フェア
紀伊國屋書店新宿本店では2階のエスカレーター脇でカタログ掲載書籍全点(一部品切れ品を除く)のフェアを開催している。対象書籍をシュリンクして選者名のPOPを付けるなど工夫し、「全体的に棚が赤く色づき、目を引くコーナーになったと思う」と担当の吉野裕司氏はコメント。
三省堂書店池袋本店 B1階別館Aゾーンの入り口のフェアコーナー
三省堂書店池袋本店では、B1階別館Aゾーンの入り口のフェアコーナーに独自のパネルを掲示してカタログ掲載書籍とカタログを陳列。図書カードを3000円以上購入するとカタログを贈呈している。
啓文社 POPと見開きを前面に
広島を中心に店舗展開する啓文社では、岡山本店でカタログと掲載書籍を展示するワゴンを配置。コア神辺店ではコーナー前面にカタログの見開きページを掲示し「著名人がお薦めしていることがすぐわかるように、POPと見開きを前面にもってきた」(佐藤玲子さん)という。
文苑堂書店 最前面の主導線でコーナー展開
富山県に展開する文苑堂書店の小杉店では、店舗の最前面の主導線に面したフェア台でコーナー展開。橋本剛氏は「主動線を妨げないようコンパクトに、且つ悪目立ちしない程度に目立つことを意識して展開した」と述べる。