茨城県を中心に書店を展開するブックエースは、「ギフトブック・キャンペーン」に主要20店舗が参加し、プレゼントの応募数では全国でも突出した成果を上げている。店頭ポスターやPOP、レジでのチラシ手渡しなどでアピールしているが、店舗担当者に企画の趣旨を徹底するなど、「お客様のお得になる企画なので、還元できるようしっかり取り組んでいます」(グループ広報室・数原里恵さん)という。
プレゼント企画は、キャンペーン参加店舗で何らかの商品を1000円以上購入すると応募でき、抽選で2020人以上が当選する。応募はレシートを添えて専用サイトか葉書で受け付けており、オンラインでの応募数は全国でも京都府と、同社が店舗展開する茨城県が抜きんでている。
同社ではプレゼント企画を前面に出したポスター、チラシ、POPを独自に作成し、キャンペーンのフェアコーナーや雑誌コーナーなど店内の至る所に掲出。
また、レジでは1000円以上購入したお客にA7判サイズのチラシを手渡して応募を呼びかけ、セルフレジコーナーでもチラシとPOPで告知している。
店頭スタッフに内容徹底
こうしたアピールの方法については、店舗によるバラツキが出ないように本部商品部で掲出物の数や掲出場所などを指定する仕様書を作成。さらに、「なにより大切なのは、お店のスタッフ、社員がキャンペーンの内容を把握して店内で告知することなので、毎週開かれる店長や担当者のオンライン会議で、仕様書の内容が理解されるよう口頭でも説明するなど徹底しました」と数原さん。
一方、キャンペーンで販売している『ギフトブック・カタログ』は、各店で販売する一方で、大型店舗では税込2000円以上購入した先着1000人に無料で提供する取り組みを行ったところ、全店で入荷した5000冊のうち約2週間ですでに3000冊以上を消化。「概ねお喜びいただけています。年配の方だけでなく高校生の方から喜ばれるケースもあります」という。
また、各店舗ではカタログ掲載書籍のフェアも展開しているが、こちらは2900冊ほどの仕入れに対して同期間で400冊ほどを販売。「とても良い売れ行き」という。