日本経済新聞社は11月25日、同社が運営する日経電子版に新しく「AI推薦」機能をリリースしたと発表した。ユーザーが過去に読んだ記事の傾向をAIが学び、一人ひとりの関心に沿ったコンテンツを選び出して、自動表示する機能となる。
同社によると、日経電子版は１日約１０００本の記事を配信し、経済・ビジネスを中心としたニュースを幅広く伝えている。その中から世界を動かす重要記事を専門の編集者が選び出し、電子版トップページに掲載している。「トップ画面を読めば、『世界のいま』を俯瞰することができる」。
新たに導入する「AI推薦」は、読者一人ひとりが関心を持つテーマに基づいて、１０００本の記事から解説記事や関連深い記事を選び出し、そのニュースを深く知ることを手伝うサービス。膨大な記事の中に埋もれがちな記事の読み逃しを防ぐこともできる。
推薦の精度は、利用頻度が高いほど向上する。AIが読者の関心事を深く学ぶことで、必要な情報を最適のタイミングで提供できるようになる。なお、「AI推薦」機能は、日経電子版会員（有料会員と無料会員）向けの限定機能となる。