第73回新聞大会に先立ち、日本新聞協会・山口寿一会長(読売新聞グループ本社社長、読売新聞東京本社社長)らは11月26日午前、阪神・淡路大震災で亡くなった人を追悼する神戸市中央区・東遊園地内のガス灯「1・17希望の灯り」を訪れ、献花した。
訪れたのは、山口会長と渡辺雅隆副会長(朝日新聞社社長)、一力雅彦副会長(河北新報社社長)、神戸新聞社・高士薫会長、同・高梨柳太郎社長、新聞協会・西野文章専務理事の6氏。
各氏は、同地にある地下空間に震災犠牲者らの名前が刻まれている「慰霊と復興のモニュメント」を訪れた。神戸市の担当者から説明を受けた後、全員で黙とうした。
献花後、山口会長は記者の質問に応じ、「阪神・淡路大震災から25年が経ち、コロナ禍のただ中にここを訪れたことに格別な気持ちがある」としたうえで、「新聞は『鳥の目』と『虫の目』を駆使して、災害の全体像と個人それぞれの心情を克明に記録していく役割がある」と強調した。