LINE NEWSアワード 共同通信、茨城新聞、下野新聞、秋田魁新報などが受賞

2020年12月21日

「LINE NEWS PresentsNEWS AWARDS2020」、ジャーナリズム賞は琉球・田吹記者に

 

 LINEは12月16日、新しい切り口や見せ方でLINEユーザーの心を動かした「記事」、支持された「メディア」を表彰する「LINE NEWS PresentsNEWS AWARDS2020」をオンライン配信で開催した。ユーザーに支持されたメディアとして、共同通信、茨城新聞、下野新聞、秋田魁新報などが受賞。また、「LINEジャーナリズム賞」は、琉球新報・田吹遥子記者の「戦争の記憶、いかに次世代へ? Coccoが明かす『祖父母の教え』」が受賞した。

 

 LINEユーザーに支持されたメディアは、「LINEアカウントメディアプラットフォーム」に参画する345のメディアを13ジャンルに分け、ユーザー満足度を独自の指標で「エンゲージメントランク」としてランキング化。1年を通して、各ジャンルで最もエンゲージメントランクのスコアが高かったメディアを表彰した。地方メディア部門は、各メディアが所在するエリアの規模によってⅠ~Ⅲ部門に分類している。

 

 大賞に選ばれたニュース報道部門の共同通信、地方メディアⅡ部門の下野新聞、地方メディアⅢ部門の秋田魁新報は初受賞。地方メディアⅠ部門の茨城新聞は2年連続の大賞受賞となった。各部門の上位5媒体は次の通り。

 

 ▽ニュース報道部門=①共同通信②朝日新聞デジタル③NHK NEWS④時事通信ニュース⑤ブルームバーグ

 

 ▽地方メディアI部門=①茨城新聞クロスアイ②埼玉新聞③神戸新聞NEXT④京都新聞⑤神奈川新聞

 

 ▽地方メディアⅡ部門=①下野新聞②琉球新報③上毛新聞④岐阜新聞⑤沖縄タイムス

 

 ▽地方メディアⅢ部門=①秋田魁新報②福井新聞③KSB香川ニュース④徳島新聞ニュースPLUS⑤佐賀新聞LiVEジャーナリズム賞は琉球・田吹記者

 

ジャーナリズム賞は琉球・田吹記者

 

 また、「LINE NEWS」で20年に配信された220万本を超える記事の中から、記事閲覧数・ユーザーのアクションなどをベースに「新しい角度で物事を取り上げた」「新しい見せ方で伝えた」「読んだ人の心を深く動かした」といった観点に基づき、「LINE NEWS」が独自に10記事を選出。

 

 その中から、特に優れた1記事を表彰する「LINEジャーナリズム賞」は、琉球新報・田吹記者の「戦争の記憶、いかに次世代へ? Coccoが明かす『祖父母の教え』」が受賞した。

 

 語り部の継承者不足問題などに対して、「歌うことで伝える」や「身近なところから伝える」というCoccoさんの考えやアクションを通じて、より幅広い世代に対して戦争について考える機会をつくり出した点や、辺野古の基地問題などにも触れながら、課題意識をもって過去・現在・未来の「沖縄」を伝えているといった点が受賞理由となった。