全7巻箱入りの『アニメージュコミックスワイド判 風の谷のナウシカ』
徳間書店はこのほど、宮崎駿『風の谷のナウシカ』全７巻（アニメージュコミックスワイド判）の発行部数が累計１７００万部を突破したと発表した。
同作は１９８２年に月刊『アニメージュ』（徳間書店）２月号から94年の同3月号まで途中に映画化に伴う休載を挟みながら足かけ12年にわたって連載した。アニメーション映画「風の谷のナウシカ」は84年３月に公開され、コミックスは第１巻・第２巻が83年、第３巻が84年、第４巻が87年、第５巻が91年、第６巻が93年、第７巻が94年に刊行された。各巻Ｂ５判／本体価格１～６巻各４３０円、７巻５５０円。
２０１９年12月には、尾上菊之助が新作歌舞伎として舞台化し、チケットが即日完売するなど大きな話題となった。また、20年にはコロナ禍で新作映画の公開延期が続くなか、６月26日からリバイバル上映されたスタジオジブリの長編映画４作品のひとつとなり、幅広く認知が広がった。
また、21年４月15日～５月５日、東京・中央区の松屋銀座８階イベントスクエア（東京会場）で展覧会「『アニメージュとジブリ展～鈴木敏夫の仕事～』それは、１冊の雑誌から始まった」が開催される。連載当時の貴重な資料や、映画関連の記事が展示される。展覧会公式ＨＰはこちら。