光文社は書店向けに「光文社文庫」2点の増売企画を展開している。荻原浩『神様からひと言』の100万部を目指すプロジェクトでは書店にFAX通信を発信。あさのあつこの時代小説「弥勒シリーズ」では新刊刊行に合わせて読者プレゼント企画を実施する。
『神様からひと言』は文庫の発行部数が累計83万3000部に達していることから、100万部達成を目指して、書店に向け「ほぼ週刊『神様からひと言』通信」を発行する。
昨年12月中旬に同社の文庫を配本する約3500店に企画概要案内、文庫見本、POPなど拡材を同封した「『神様からひと言』GOTO MILLIONスターターキット」)を送付。
引き続き12月からFAX(一部メールなど)で「ほぼ週刊『神様からひと言』通信」の送信を開始。書店にトピックス、アンケートなどの情報をほぼ毎週送り、双方向のコミュニケーションで増売のアイデアを共有し、継続的な展開により100万部達成を目指す。
また特別企画として、荻原氏の4コマ漫画も不定期掲載する。月に3~4回送信し、5月頃までを予定している。
「弥勒シリーズ」は2月9日にシリーズ9作目の文庫『鬼を待つ』を発売。3月25日にはシリーズ最新刊単行本『花下に舞う』を発売するため、これを記念して文庫既刊8巻の共通プレゼント企画を実施する。
1月下旬から「特製手ぬぐい」が当たるプレゼント応募券付帯巻で出庫。2~3月の新刊発売にあわせて宣伝展開を予定している。書店には1月新刊案内で棚差し面陳兼用プレートと3面立体販売台の拡材を同送した。
同シリーズの累計発行数は文庫既刊8点で56万7000部。書籍既刊9点を加えると71万1000部になる。