セミナー「100年前のパンデミックから何を学び、何を活かすのか」 本の街・神保町を元気にする会が開催へ

2021年1月26日

 本の街・神保町を元気にする会は2月20日14時~15時30分、無料オンラインセミナー「100年前のパンデミックから何を学び、何を活かすのか」を開催する。講師は国立病院機構仙台医療センターウイルスセンター長・西村秀一氏

 

 西村氏は100年前のスペイン風邪流行を記録した東洋文庫『流行性感冒「スペイン風邪」大流行の記録』(内務省衛生局)の翻刻出版を企画し、巻末の解説も執筆した。

 

 約100年前に日本の人口5500万人のうち2400万人が感染し、38万5000人が死亡したと思われる「スパニッシュ・インフルエンザ パンデミック」や、明治時代に起こったコレラ感染では、魚類の販売禁止や治療にあたった医師が迫害されるなど、現在の新型コロナウイルス感染症パンデミックと同じ現象が起きていたという。

 

 『流行性感冒「スペイン風邪」大流行の記録』は昨年の緊急事態宣言中にPDF版が無料公開されたことで、SNSを中心に大きな反響を呼んだ。過去の感染症パンデミックの記録による類似性と相違、そして過去の日本人のありようから、何を学んで何を今後にいかすのか。現代社会の特殊性から起こりうる利点と弊害はなにか。西村氏がこの書から、そして過去の記録から何を読み解くべきか、そしてこの未曽有のパンデミックをどう対処すべきかを語る。

 

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