毎日新聞社など主催 選抜高校野球、出場32校決定 初のオンライン選考

2021年2月1日

第93回選抜高校野球大会の選考委員会総会=大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで1月29日

 

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が1月29日、初めてオンラインで開かれ、一般選考28、21世紀枠4の出場32校が決まった。

 

 選考は47都道府県高野連が推薦した一般選考123校、21世紀枠9校の計132校が対象。過去最多に並ぶ4枠の21世紀枠には、八戸西(青森)、三島南(静岡)、東播磨(兵庫)、具志川商(沖縄)を選出した。

 

 一般選考の柴田(宮城)、京都国際、聖カタリナ学園(愛媛)、大崎(長崎)と合わせた8校が、春夏通じて初の「甲子園切符」を手にした。専大松戸(千葉)と上田西(長野)はセンバツ初出場。

 

 3回目出場の宮崎商は52年ぶり。2018年に2度目の甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭、春夏の甲子園で最多11回優勝の中京大中京(愛知)なども選ばれた。

 

 高野連の八田英二会長は選考委員会総会で、「32校には昨年、出られなかった出場校の思いや今回選出されなかった学校の思いを受け止め、万全の準備で開幕に臨んでほしい」と2年ぶりの開催となるセンバツに向けた思いを語った。

 

 2月23日に組み合わせ抽選会があり、大会は3月19日から13日間(準々決勝と準決勝翌日の休養日を含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される。

 

◇センバツLIVE!で動画中継

 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開する。

 

◇第93回選抜高校野球の出場校

<北海道>(1)

北海=10年ぶり13回目

<東北>(2)

仙台育英(宮城)=2年連続14回目

柴田(宮城)=初出場

<関東・東京>(6)

常総学院(茨城)=5年ぶり10回目

健大高崎(群馬)=2年連続5回目

専大松戸(千葉)=初出場

東海大菅生(東京)=6年ぶり4回目

東海大相模(神奈川)=2年連続12回目

東海大甲府(山梨)=5年ぶり6回目

<東海>(2)

中京大中京(愛知)=2年連続32回目

県岐阜商(岐阜)=2年連続30回目

<北信越>(2)

上田西(長野)=初出場

敦賀気比(福井)=5年ぶり8回目

<近畿>(6)

京都国際(京都)=初出場

大阪桐蔭(大阪)=2年連続12回目

神戸国際大付(兵庫)=4年ぶり5回目

天理(奈良)=2年連続25回目

智弁学園(奈良)=2年連続14回目

市和歌山(和歌山)=2年ぶり7回目

<中国・四国>(5)

鳥取城北(鳥取)=2年連続3回目

広島新庄(広島)=2年連続3回目

下関国際(山口)=3年ぶり2回目

聖カタリナ学園(愛媛)=初出場

明徳義塾(高知)=2年連続20回目

<九州>(4)

福岡大大濠(福岡)=4年ぶり5回目

大崎(長崎)=初出場

明豊(大分)=3年連続5回目

宮崎商(宮崎)=52年ぶり3回目

<21世紀枠>(4)

八戸西(青森)=初出場

三島南(静岡)=初出場

東播磨(兵庫)=初出場

具志川商(沖縄)=初出場