文芸社はこのほど小坂流加作品『余命10年』と『生きてさえいれば』の発行部数が合わせて50万部を突破したことを記念して、書店店頭とSNSで「50万部突破キャンペーン」を開始した。
『余命10年』は2007年に自費出版で刊行された後、17年5月に文芸社文庫NEOに収められたが、著者が刊行直前の2月に逝去したこともあり、SNSで大きな反響を呼び起こした。
イラストは『君の膵臓をたべたい』などのイラストレーターloundraw氏が担当。発行部数はこれまで累計で14刷37万部(売上率90・9%・日販WIN 11月5日時点)に達している。
一方、著者の死後発見された未発表原稿を文芸社文庫NEOで書籍化した『生きてさえいれば』は、イラストを『らき☆すた』『けいおん!』などでキャラクターデザイン・総作画監督を務めた堀口悠紀子氏(白身魚)が担当し、18年12月の発売以来6刷14万部(売上率81・3%・同)となり、2点合わせて51万部となった。
書店キャンペーンは全国約2000書店で展開し、『生きてさえいれば』は堀口(白身魚)氏描き下ろし新イラストの限定フルカバー帯で展開するとともに、店頭販促用の特製立体パネル/パネルとPOPを配布した。
Twitter(@BungeishaNEO)では、白身魚氏直筆サイン入り複製原画・限定図書カードなどの読者プレゼントキャンペーンを実施している。