中央公論新社は2月8日、「新書大賞2021」が斎藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社新書)に決定したと発表した。10日発売の『中央公論』3月号に上位20冊のランキングと講評、大賞を受賞した斎藤氏へのインタビュー、有識者59人による20年お薦め新書などを掲載している。
同賞は19年12月から20年11月の間に刊行された新書から、その年の「最高の一冊」を選ぶ賞。14回目となる今回は有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など112人からの投票で選出した。
第2位は宇野重規『民主主義とは何か』(講談社現代新書)、第3位は馬部隆弘『椿井文書』(中公新書)、第4位は藤野裕子『民衆暴力』(中公新書)、第5位はアンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)。