福島民報社 震災の「歩み」「絆」を記した写真集と手記集を発行

2021年3月11日

写真集『ふくしま10年』と手記集『10年の絆』

 

 福島民報社はこのほど、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生から10年間の歩み、つないだ絆を記した写真集『2011~2021報道写真集 東日本大震災・原発事故 ふくしま10年』と、手記集『10年の絆 福島県民と全国警察官の復興への思い』の2冊を発刊した。

 

 報道写真集は、福島民報に掲載された写真や記事を中心に、地震・津波の被災と復興、主な出来事の年表、避難や廃炉の推移、新産業や社会基盤の整備、古里再生への奮闘などを紹介している。震災発生当時、本紙の連載小説「親鸞」を執筆していた作家・五木寛之氏が巻頭に「私は忘れない」を寄稿。豪雨や台風の災害、新型コロナウイルスの影響も収録した。

 

 A4判、194㌻。別冊としてB5判、64㌻の「東日本大震災・原発事故関連用語集」が付いている。定価2000円(税込み)。

 

 『10年の絆』は県民、県警と県警OB、全国からの応援警察官(ウルトラ警察隊)の117人の手記を掲載している。

 

 避難誘導や行方不明者捜索、不審者警戒、避難所や仮設住宅での困りごと相談などを通して結ばれた信頼の絆が浮かぶ。

 

 福島県警察互助会と福島民報社の発行。A5判、296㌻。福島民報に掲載された話題やニュース、年表も収めた。定価1200円(同)。