福岡市に本社や拠点を置く折り込み広告会社5社が4月から共同で、福岡都市圏の新聞無購読世帯にチラシのみを無料で配布するサービスを始めた。無購読世帯にも情報発信したいという広告主の希望に応えるとともに、到達率を上げることでチラシの効果を高めるのが狙い。
サービスを始めたのは、西日本新聞総合オリコミ、朝日オリコミ西部、毎日メディアサービス、日経メディアプロモーション、読売西部アイエス。部数減少で低下している折り込みチラシの世帯到達率の向上を図ろうと、西日本新聞総合オリコミの社内に共同で「福岡チラシポスティング事務局」を設置した。事務局によると、全国紙、ブロック紙の折り込み会社が協力し、こうしたサービスを行うのは全国的にも珍しい。
配布エリアは福岡市とその周辺の計12市8町1村で、無購読世帯のうち計4万1470世帯を対象に、火曜~土曜日の週5日、各紙の販売店が朝刊配達時に届けている。この取り組みで、同エリアのチラシの世帯到達率は40・5%から43・7%に上昇する。
問い合わせは、同事務局(0120・931・383)へ。