日経BP『「よそもの」が日本を変える』 「エキナカ」企画者がアフターコロナを提案

2021年4月13日

□四六判/224㌻/本体1700円

 

 日経BPは3月22日、JR東日本でエキナカ事業などを推進した鎌田由美子氏がニューノーマル時代の仕事の仕方、生き方を提案する『「よそもの」が日本を変える』を刊行した。著者はJR東日本でエキナカや地域活性化プロジェクトを立ち上げ、カルビーを経て50代半ばで起業し英国美術系大学院に留学するという経験を持つ。

 

 そうした自らの経験から、アフターコロナの世界で「ものづくり」や「地域」に可能性があり、そのカギとなるのが「よそもの」だと指摘。二者択一の「ONLY、OR」ではなく、やりたいことをいくつも選べる「AND、WITH」の生き方を提案する。

 

 同書は1章「ニューノーマルの世界は10倍速で訪れた近未来の姿にすぎない」、2章「仕事と生き方は融合」、3章「サステナブルが日常に」、4章「消費者の意識が変わった」、5章「地域のものづくりにチャンスあり」、6章「『よそもの』が観光も変える」、7章「『よそもの』を楽しむ」で構成。

 

 具体的事例として青森のシードル工房「A︱FACTORY」をはじめ、鹿児島の高級リゾート「天空の森」、茨城の「久松農園」、英国南西部ウエールズにある古書を観光資源にした町「ヘイ・オン・ワイ」なども紹介する。