メディアドゥは4月13日、ブロックチェーン技術基盤のプロダクトとして1月に発表した「ソーシャル映像視聴サービス」の名称を「GREET(グリート)」に決定し、今年11月の一般提供開始に向けて、α版検証に参画し、商用版をつくり上げるパートナー企業を募集している。
GREETは、オンラインで複数人が同時に語りながら、映像を共同視聴するサービス。音楽、アニメ、スポーツなど、あらゆるジャンルの映像コンテンツを「オンライン上映会」で楽しむことができる。
「著作物の健全なる創造サイクル」を目指す
過去に制作されてきた膨大な数の映像コンテンツにも再び注目が集まり、「ファンがファンを集め、コンテンツが広がる」場となることを目指し、映像配信ビジネスにおける「著作物の健全なる創造サイクル」を実現するとしている。
業界向けα版は3月に提供開始し、4月から大手の音楽レーベル、出版社などをパートナーとして体験会を随時実施している。メディアドゥは映像作品を持ち、新たなマネタイズの手法を求めている企業に対してα版への参加を呼びかけている。
コンテンツホルダーの観点では、眠っている映像コンテンツを活用し、インフルエンサーが主催者となり、映像について大勢のファンに向けて熱く語る上映会や、ファンクラブ内で交流を深める上映会、熱狂的ファン同士による上映会などが行えるようになる。
また、ブロックチェーン技術を用いて「誰がどの映像を観たか」「誰を誘って一緒に観たか」といったユーザーの行動を可視化することで、新規ファン獲得などのマーケティングにも活用できるという。