日本編集制作協会(AJEC)は、編集プロダクション初の業界団体として1983年に設立された。現在、正会員社38社、準会員社8社が加盟している。今回の「編集プロダクション特集」では、出版流通のIT化やコンテンツのデジタル化にともない、編集制作会社の在り方も多様化する中、コンテンツメーカーとして活躍するAJEC会員社から「我が社の強み」をテーマに寄稿してもらった。
【編集部】
教材、コンテンツ制作、システム
幅広い業務をワンストップで
わが社は、学習教材の制作、書籍・雑誌やウェブコンテンツの企画制作、システム開発の3つを柱として幅広くコンテンツの制作を行っています。編集、デザイン、システムのプロを社内に揃えており、領域をまたぐ業務も一括で請け負えるのが最大の強みです。
学習教材は、これまで書店販売用の学習参考書・問題集、学習塾採用のテキスト、学校採用の副教材や問題集が主でしたが、最近はデジタル教材が増えています。デジタル教材には、動画教材によるものと生徒に個別対応した問題を繰り返し学習させるものなどがあり、それらのコンテンツの制作のご相談も増えています。
また、大学入試共通テストをはじめ、中学・高校・大学入試において思考力を問う「活用型」の問題形式が増えてきていることから、塾・予備校向けの模擬試験や自治体などの学力調査問題の作問のご相談も多くいただくようになりました。弊社では各教科の優秀な執筆者を揃えておりますので、お困りの際にはお声がけいただければ幸いです。
書籍・雑誌などでは、各種資格試験対策や脳トレなど教材のノウハウを生かしたものや、それ以外のものなど幅広く企画からお手伝いさせていただいております。さらに、企業PRにコンテンツを活用する「コンテンツマーケティング」や企業のオウンドメディアの構築なども得意としています。
わが社は「社会を少しずつでもよりよく変えていく」を理念に掲げ、社会的課題解決と社会貢献を目指して事業を行ってきました。今後もSDGsの機運に乗って、企業や地域や社会と連携した様々な取り組みを行っていきたいと考えています。