講談社は、創業以来の方針である「おもしろくて、ためになる」の精神を英語で表現した新たな企業理念とロゴを作成し、4月15日に発表した。新たに掲げる理念「Inspire Impossible Stories」は、作り手と読者・ユーザーの両者に新たな発見や創造性を提供し(=Inspire)、あり得ない、見たこともないような(=Impossible)、物語(=Stories)を生み出し続ける会社である、という同社の決意が込められている。
これまで同社にはオフィシャルの統一ロゴが存在せず、今回発表したロゴが初のコーポレート・ロゴとなる。正方形に同社の頭文字「K」をあしらったロゴのデザインは、「さまざまな交差点」を意味している。「おもしろい」と「ためになる」が交差すると同時に、「読者・ユーザー」と「作り手」の交差点、「日本」と「海外」の交差点でもあるという。また、ロゴは全10色で展開するが、これは文化の多様性を表現している。
Webサイト「講談社ブランドストーリー」開設
「Inspire Impossible Stories」という理念とロゴは、米国のクリエイティブ・スタジオ、グレーテル社とともに数年をかけて作り上げてきた。グレーテル社はGoogle、MoMA、Citibankのデザイン作品はじめ、Netflix、National Geographicのブランディングを手掛けたことで世界から注目を集めている。
4月15日には、講談社の理念を詳しく説明したWebサイト「講談社ブランドストーリー」が公開された。同サイトのコンテンツもグレーテル社と共に練り上げたものだという。ブランドフィルム「Taking Flight」は世界的な映像作家であるフアン・カブラル氏が監督した。
▽Webサイト「講談社ブランドストーリー」=https://brandstory.kodansha.co.jp/