LINEはこのほど、日本全国の18歳から59歳の男女を対象に、「電子書籍の定額読み放題サービス」の現状の認知率、利用率、今後の流行予想などについて調査し、その結果を発表した。それによると、有効回収数2108サンプルのうち、同サービスの利用意向のある人は27%で、10代~20代女性が40%と最も高かった。利用してみたいジャンルは約7割が「マンガ」と答えた。
「電子書籍の定額読み放題サービス」の現状を調査した結果、「知っている」と答えたのは全体で83%だった。「知っているし、使っている」という現在利用率は、全体で9%だった。
また、同サービスの近未来の「流行予想スコア」(1年後、身の回りで利用している人が100人中どれほどいると思うかをスコアとして算出した数値)は、全体で「25・5」で「およそ4人に1人が1年後に利用していそうというイメージとなり、現在の流行体感から比較すると、1年後には今よりも約2・5倍浸透している結果となった」としている。
次に、自身の今後の利用意向について聞いてみたところ、利用意向がある人の割合(「ぜひ使ってみたいと思う=6%」「機会があれば使ってみたいと思う=22%」の合計)は、全体で28%だった。一方、利用意向がない人の割合(「あまり使ってみたいと思わない=30%」「まったく使ってみたいと思わない=20%」の合計)は、全体で50%となり、利用意向のない人が半数を占める結果となった。 男女別でみると、女性のほうが男性に比べて利用意向のある人の割合がやや高いことがわかった。また、男女ともに10~20代の若い年代の割合が高く、特に女性の10~20代では利用意向がある人の割合が40%だった。
利用意向がない人を除き、「実際に使うとしたらどのジャンルの本を読み放題したいか」を聞いたところ、全体のトップは「マンガ」=69%、次いで「雑誌」=50%、「小説/実用書」=41%だった。「マンガ」は男女ともにトップで、10~20代は77%と、高い割合になった。