明屋書店(愛媛)と三洋堂書店(愛知)が合同フェアを展開

2021年5月18日

合同フェアのキービジュアル

 

 明屋書店(本社・松山市)と三洋堂書店(本社・名古屋市)は合同で5月17日から、「書店員 愛(LOVE)」をテーマにしたブックフェアを開催する。展開軒数は明屋書店が70店、三洋堂書店が75店の計145店。期間は7月17日まで。

 

 明屋書店が「大切に出会える本」、三洋堂書店が「勇気と笑顔をくれる本」をテーマにそれぞれ様々なジャンルの書籍やコミックを15点選書し、両社共通のフェアパネルや販促物を使い販売する。

 

 また事前告知として、ご当地特産品を景品とした企画のリツィートキャンペーンを開催し、3900名が応募した。フェア開催にあたり両社は次のコメントを発表した。

 

明屋書店コメント

 

 2020年はコロナ感染の拡大により、書店の店頭においても感染対策など過去に経験のない対処の必要が生じました。そういった時勢により書店間の情報交換をしていく機会が増えたことが、今回の企画を考えるきっかけとなりました。


 両社は書店チェーンとして、「地方の郊外に店舗を多く持つ」という共通点がある一方で、店舗の運営方針や商品MD、販売促進の手法などに様々な違いがあり、情報交換を行う中で互いに新たな発見がありました。コロナ禍以降の新刊書店のあり方についても話し合いましたが、これからは一層地元のお客様に寄り添いながら、選書のプロとして上質な作品を提案していくことが重要だとの考えにいたりました。


 今回の企画は愛知と愛媛という県名に「愛」のつく地域に拠点を置く2社がコラボすることで、書店員の本に対する愛着や愛情をお客様にお届けし、少しでもこの我慢の日々を朗らかに過ごして欲しいという想いを込めております。店頭で楽しんでいただけると幸いです。

 

三洋堂書店コメント

 

 2020年3月よりコロナウイルスの影響は多くの人々、社会、国家、世界などの「価値観」を変える出来事となりました。


 その中で、明屋書店・三洋堂書店は、郊外で・手軽に・家の近くでという選択肢から、普段来られていない方も含め、多くのお客様にご来店いただきました。あらためて情報が氾濫する世の中で、本を「信頼」して「安心」できる「価値」のあるものだとお客様が向き合ってくれた結果と考えております。


 今回、明屋書店は「大切に出会える本」、三洋堂書店は「勇気と笑顔をくれる本」をテーマに選書いたしました。我慢の続く日常を癒す、困難に立ち向かう勇気を得られる本をお客様にご提案したいという想いを込めております。お客様にとってあらたな出会いのお手伝いにつながると幸甚です。