宝島社が保有する北欧デザインのブランド「kippis(キッピス)」はこのほど、北欧の子育てに学び行動する子どものための新プロジェクト「kippis ACTION FOR CHILDREN」を始動した。キッピスとは、北欧在住のデザイナーが描く、自然や暮らしをモチーフにした温かみのある柄が特徴のライフスタイルブランド。宝島社の開発・プロデュースにより2012年にスタートした。「デザインで暮らしを豊かに」という理念を通して繋がった企業と共同開発を行い、生活にまつわるさまざまな商品を展開している。
同プロジェクトでは、キッピスが特に共感している北欧の子どもや子育てに対する考え方や視点を学び、子どものためにできることがテーマ。
宝島社マルチメディア編集局開発課編集長の根本江利子氏は「北欧の社会の根っこにあるのは、豊かさも、負担も、みんなで分け合おうという精神。この考え方が、日本にもあったなら、子どもも親も、その周りの人々も、もっと肩の力が抜けて、ラクになるのではないか」と話す。
子どもや親、それを取り巻く周囲の人々が、長期的な視点で互いの境遇を尊重し社会を信頼しながら暮らしていける環境づくりを目指し、社会貢献活動や情報発信を行動や情報発信を行う。
同プロジェクトの第一弾として、2月5日笑顔の日(2=ニ、5=コ)に、親子で笑顔になれる「マスク」プレゼントキャンペーンを実施した。今後は、北欧の子育てから学ぶ無料オンラインイベントの開催や北欧の暮らしから学べる情報を発信するコラム掲載などを予定している。
また、21年に同社から発行する「kippis」マスクBOOKの売り上げの一部を、障害児保育問題・赤ちゃんの虐待死問題・子どもの貧困問題に取り組む認定NPO法人フローレンスに寄付する。