富士山マガジンサービスと図書館流通センター(TRC)は6月11日、TRCが主に公共図書館を中心に提供している電子図書館プラットフォーム「LibrariE&TRC―DL」を経由して、富士山マガジンサービスが取り扱う電子雑誌コンテンツサービスを2022年4月から開始すると発表した。両社は21年3月に業務提携を行っており、今回の取り組みは提携後初めてのプロジェクトとなる。
同プロジェクトでは、100タイトル以上の電子雑誌タイトル固定のパッケージ提供、読み放題の配信を予定している。図書館内外からの閲覧が可能(最新号は、図書館内のみ閲覧が可能)となり、閲覧期間は週刊誌1年以上、その他月刊誌等3年以上。
図書館利用者は「LibrariE&TRC―DL」にログイン後、閲覧可能となる。また、富士山マガジンサービスの雑誌記事全文検索システム「マガサーチ」を利用した検索機能の提供を行う。
TRCが提供している「LibrariE&TRC―DL」は、21年5月末現在、約180自治体で採用されている。図書館内で閲覧可能な電子雑誌コンテンツの提供に加え、非来館型の新たなサービスの一環として、図書館外からのアクセスも可能な電子雑誌サービスを提供していく予定。なお、サービス開始に先立って21年10月から実証実験を行う。