書店大商談会実行委員会は、「書店大商談会パンフレット」の出展受け付けを7月7日まで延長すると発表した。2021年度「書店大商談会」の会場開催は中止となったが、昨年度と同様にパンフレット(冊子)を作成し、10月1日から全国の書店に7000部配布する。今回は出版社有志による「書店向けWeb商談会」と連動し、3週間にわたってオンラインで商談会を開き、コラボ企画などを行う。
当初、締め切りは6月30日までとしていたが、より多くの出展社を募るため、受付期間を7月7日まで延長した。実行委員会は前年度と同じ200社程度の出展を目標としている。
配布するパンフレットのサイズはA4判。前回の書店アンケートで、「冊子だとFAXしにくい」「パンフレットを見ながらPCで注文した」といった声が多かったため、今年はページごとに切り離しができるようにした。
1社1ページ、5ページを上限とし、掲載料は1ページあたり3万円。ジャンルは「一般」「児童・学参」「コミック」「ビジネス」「実用」「第三商材・同ジャンル」またはジャンルをまたぐ複数ページの出展が可能。
実行委員会は「昨年のパンフレットも1社あたり制作・配送費等で3万円かかっていた。しかし、お預かりしていた出展料の余剰金で、東京と大阪の商談会の会計から2万7000円分補填し、3000円となっていた。今年度は実費負担の3万円となるが、配布する冊子は書店現場で最新の取引名簿として保存し、有効に使われている。出版社はぜひ掲載してほしい」と呼びかけている。
書店向けWeb商談会とコラボ
コラボ開催が決まっている「書店向けWeb商談会」は出版社有志によるオンライン商談会。会期はパンフレット店着後の10 月4日から22日まで。コラボ企画では①Web商談への誘導「商談予約QRを自社ページに掲載」②出展社やイベント情報を見開きで掲載③分野別の合同説明会「ジャンル別おすすめ商品の3分プレゼン」④全国書店フェアアイデアコンテスト「全国の書店から自慢のフェアを募り、合同フェアを実施」――を予定。パンフレットからWeb商談会への誘導と商談・注文増を図る。
Web商談会に参加するには別途出展料が必要。7月上旬から受け付けを開始するとしている。Web商談会のみの参加は不可。書店大商談会パンフレットへの掲載を必須とし、合わせて申し込みを行う。出展料は7500円から1万円程度を予定している。7月5日に出版社向けの説明会を開催摺る。
それぞれの申し込みサイト、問い合わせ先は次の通り。
〈開催概要〉
▽書店大商談会(JPICウェブサイト)
https://www.jpic.or.jp/event/syoudankai/
▼申し込みフォーム
▽書店大商談会パンフレット出稿申込フォーム
https://ws.formzu.net/fgen/S10030382/
▽Web商談会の説明会申込フォーム
https://forms.gle/4LLUwD9cdr9S5bnW8
▼問い合わせ先
▽書店大商談会事務局(JPIC内)
▽書店向けWeb商談会
web.shodan.pie@gmail.com
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