毎日新聞社の政策情報誌「毎日フォーラム」のシンポジウムが6月29日、「東京オリンピック・パラリンピックを展望する」をテーマに東京都内で開かれ、パネリストとして、陸上男子ハンマー投げでオリンピックに4大会連続で出場し、2004年アテネ五輪で金メダルを獲得した室伏広治スポーツ庁長官が登壇した。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止しており、2年ぶりの開催。感染防止のため、出席者を企業関係者ら約100人に限定した。
室伏長官は、コロナ禍でのオリンピック開催の意義について「単なる勝ち負けではなく、自身が磨かれる。スポーツは人間形成の意味が非常に強い。スポーツの根源に戻ることが大切」と強調。大会のレガシーとして「オリ・パラを一体となって進めることが社会へのいいメッセージになる」と訴えた。
開会にあたり、毎日新聞社の丸山昌宏社長が「政策情報誌『毎日フォーラム』は今年で16年目。今後も情報誌と、こうしたシンポジウムを合わせて交流の場を広げていきます」とあいさつ。シンポジウムのコーディネーターは毎日新聞社執行役員の山本修司オリンピック・パラリンピック室長が務めた。
当日の様子は、同社の動画サイト「毎日スタイル」で視聴できる。URLはhttps://mainichi-style.jp/1536