トーハングループのスーパーブックスは7月1日、書店チェーン「住吉書房」をリブランディングし、新業態の「書房すみよし」一号店をさいたま市・南区の丸広百貨店南浦和店にオープンした。店舗面積は262坪(BOOK222坪、文具30坪、イベントスペース10坪)。
店長の山田周二氏は「本や文具・雑貨の品揃えの充実や、接客の丁寧さはもちろん、お店のコンセプトである『めくり逢い』の言葉の通り、このお店が本とお客様との『出逢い』の場となることを目指していく」とメッセージを寄せている。
「住吉書房」をリブランディング
書店チェーン「住吉書房」は1952年設立。2015年にトーハングループとなり、19年から同じくトーハングループのスーパーブックスが事業を承継し、地域密着型の書店として展開してきた。
今回、長年培った書店経営の経験を軸に、「めくり逢い」をコンセプトとしてリブランディングを実施。訪れる度に新たな発見・出逢いがある書店「書房すみよし」の第一号店をオープンした。
店舗の設計は、書店を核とした新しい業態モデルの構築・事業化を目指すトーハンのプロジェクトチーム「ネクスト・リテイルモデル・ラボ」が全面協力。トーハングループをあげて「書房すみよし」新規店の出店、及び既存店舗のリニューアルを図っていく方針だ。
店舗コンセプトは「めくり逢い」
シンボルマークは“ページをパラパラめくるイメージ”をモチーフとし、「めくり逢い」の自由さ・偶然性を表現。店内で「書房すみよし」のブランドストーリーを掲示し、来店客に店舗コンセプトを伝えていく。
店内中央には、コンセプトである「めくり逢い」の売場コーナーを常設。来店客の気持ちや悩みに寄り添うメッセージとともに、スタッフが厳選した本を並べ、リアル書店ならではの「思わぬ本との出会い」を提供する。
ボックス型の什器は自由に動かすことができ、フェアごとにレイアウトの変更ができる。木製什器に加え、有孔ボードや紙管を全面的に使用し、紙の本にも通じるナチュラルで温かみのある空間を演出。素材を生かしたナチュラルな内装となっている。
入り口近くに設けたスペースでは、期間限定でイベントを実施。オープン時は俳優の香川照之氏がプロデュースする服育ブランド『Insect Collection(インセクトコレクション)』を展開している。
【店舗情報】
店名:書房すみよし 丸広南浦和
住所:埼玉県さいたま市南区南本町1-7-4 「丸広百貨店南浦和店」4階
店長:山田周二
店舗面積:262坪(BOOK222坪、文具30坪、イベントスペース10坪)
オープン:2021年7月1日
営業時間:10時00分~20時00分
内装設計施工:株式会社スペース
Twitter:https://twitter.com/sbsumiyoshimu