「2021東京版権説明会」の開催中止が7月7日に決まった。「東京版権説明会(TOKYO RIGHTS MEETING=TRM)」は、日本と海外の出版社が書籍の翻訳権などを交渉するイベント。毎年11月に開催していたが、新型コロナウイルスの感染が拡大し、収束の見通しが立っていないことから開催を見送った。今年は日本の出版社60社が参加を予定していた。
東京版権説明会事務局は「来場者および関係者の健康や安全面などを第一に考え、昨年に引き続き、今年の開催を中止する」と理解を求め、来年以降の開催を検討するとしている。
昨年も新型コロナの影響を受けて開催を中止しているが、2019年は東京・千代田区のパレスサイドビルを会場に開催し、日本の出版社57社がブース出展。海外などから約198人(129社)が来場し、日本の書籍を海外出版社にアピールできる貴重な商談イベントとなっていた。