トーハンは7月21日、新型コロナウイルスで中止となった「本のおまつり こどもの本ブックフェア」の関連企画として、図書館関係者および一般読者に向けた、本選びの支援企画を7月から実施すると発表した。
「こどもの本ブックフェア」は、毎年夏に全国4会場(札幌、京都、岡山、福岡)で開催され、2019年の前回開催時には1万5000人を超える来場者が訪れていた。20年、21年は新型コロナウイルスの影響を受けて開催を見合わせとなったが、今回はその関連企画として出版社30社と協力し、図書館関係者と一般読者に向けた2つの本選びの支援企画を実施する。
図書館向けの企画では、実物で選書ができる「こどもの本ブックフェア オリジナル見本セット」の貸し出しを行う。
セット内容は「絵本」「図鑑・資料」などの図書館需要の高い定番テーマに、アクティブラーニングなどの「新しい時代の教育」に関する書籍を加えた全150点。例年ブックフェアに来場している書店・学校を中心にセットを貸し出し、書店主催の展示会や学校図書館での選書会で利用できる。
また、一般読者に向けて、e-hon特設サイトに「『おなやみテーマ別』おうち時間をたのしむ本」を紹介する「こどもの本ブックフェア プレゼンツ @e-hon」を開設した。
オンライン書店「e-hon」特設サイトで、「赤ちゃんが喜ぶ本」「本が嫌いな子でも読める本」「中高生に読まれる本」など、ブックフェア会場で保護者からの質問が多い選書の悩みにあわせて、出版社の児童書担当者が選んだ本をテーマ別にコメント付きで掲載している。
特設サイト(https://www1.e-hon.ne.jp/content/cam/2021/kodomonohonbf.html)のトップ画面掲示期間は7月21日から8月31日まで。