岐阜新聞社は7月19日の「岐阜新聞」創刊140年を記念して、同日付で創刊特集紙面を発行した。また、併せて「岐阜新聞SDGs宣言」も発表。「2030年までに持続可能でより良い世界を目指し、地球上の誰一人取り残さないことを誓う目標に沿って、本社と関連会社が一体となり活動を進める」とした。
岐阜新聞は、1881(明治14)年7月19日に岐阜日日新聞として産声をあげた。創刊140年となった21年7月19日付の本紙は、記念の特別ラッピング紙面を製作。1面は創刊した明治14年に起きた実際の出来事をもとに、想像を交えて構成する「創刊記念・明治14年号」とした。
見開き面では明治、大正、昭和、平成、令和、五つの時代の岐阜、日本、世界を報じてきた紙面を振り返った。最終面は「現代・未来面」として、デジタル報道の最前線を伝えるとともに、小説家の朝井リョウさんに140年後の社会を想像してもらった。
岐阜新聞SDGs宣言「つたえる、つながる」
同時に発表した「岐阜新聞SDGs宣言」は、矢島薫社長の宣言文を本紙1面とデジタル版「岐阜新聞Web」に掲載した。
SDGs宣言では、「つたえる、つながる」のキャッチフレーズを軸に、①「学んでつなぐ岐阜の未来」②「笑顔がつなぐ岐阜の活力」③「次代につなぐ岐阜の自然」④「伝えてつなぐ平和な世界」―の4つの目標を掲げ、取り組んでいくことを示した。そのうえで、「岐阜新聞グループでは、SDGs宣言の目的に沿い、報道、企業活動を行う。新聞紙面の中では、県民や企業、各種団体の取り組みを積極的に取り上げていく。情報を発信するメディアは、多様化して進化している。岐阜新聞は、地域に存在するメディアとしてその意義を考え、地域とともに考え、歩む決意だ」などとした。
また、19日付の紙面では別刷特集「つたえる、つながる SDGs」(ブランケット判16ページ)も発行。「過去から、つながる」「記者から、つながる」など教育、環境、伝統から未来につなぐ取り組みやイベントなどを紹介した。デジタル版のみ掲載のコンテンツも用意し、SDGsに関連する同社の取り組み事例などを紹介した。