帝国書院　人気 「地図本」 シリーズ第２弾を刊行、ノベルティやイベント開催で販促強化

　帝国書院は８月26日取次搬入で、今尾恵介著『地図帳の深読み １００年の変遷』を刊行した。同社は新刊刊行に際して、書店店頭でのノベルティ配布や対象店舗での購入者限定オンラインイベントを実施し、同書の販促に力を入れている。

　同書は、「地図を読む」ことの面白さを紹介し、地図本ブームの火付け役となった『地図帳の深読み』（同社刊）のシリーズ第２弾。著者の今尾恵介氏は、日本地図センター客員研究員なども務める地図研究家で、地図や地名、鉄道に関する著作を数多く手掛けている。
　前作が４刷７万部を突破するベストセラーとなったことをうけ、今回シリーズ続編の刊行を決定した。

　第２弾は「古い地図帳の読み解き」がテーマ。１００年以上の歴史を持ち、復刻版地図帳も多数刊行している、同社の資料などをもとに、昔の地図帳から当時の世俗や歴史を読み解いている。

老舗書店×出版社のコラボノベルティも用意

　同社は新刊の販促施策として、書店店頭でのノベルティ配布を実施。三省堂書店神保町本店では、帝国書院の商品購入者に、二社のロゴが入ったオリジナルブックカバーの配布を予定。三省堂書店が今年で創業１５０年、帝国書院も創業１００年以上の老舗で、ともに神保町にある企業同士の縁から発案された企画だという。

　その他にも、紀伊國屋書店の新宿本店、梅田本店などの一部店舗では、第２弾の新刊購入者にオリジナルトートバッグを、芳林堂書店では全店で、センター試験形式のクイズを第１弾、第２弾いずれかを購入した読者への配布を予定している。クイズの全問正解者にはプレゼントも用意する。

　同社担当は、ヒット作の第２弾刊行にあたって、「全国紙４紙への広告掲載、チェーンオリジナルのノベルティやオンラインイベントなど、弊社としては異例のプロモーションを行うことで、第１弾をご存知いただけなかったお客様にも知っていただけるよう、書店店頭で大展開していただけたら幸いです」と意気込みを語る。

10月7日に購入者限定オンラインイベントも実施

　また、対象書店で新刊もしくは前作を購入した読者へ、参加券を配布して実施するオンラインイベントも企画。運営は文化通信社が行う。

店頭告知用のA4POP

イベント協力店舗（8月27日時点）