文化通信社が実施した「こどものための100冊キャンペーン」は、書店や図書館でフェアが行われたほか、保育園などを通して多くの子どもとその父母に広まった。
キャンペーンでは子育て中の著名人や著名人や書店人、図書館員25人が選んだ児童書各4点計100点を掲載したカタログ『ボクニキミニ 子どものための100冊』15万部と店頭や図書館で掲示するポスターなど拡材を作成。
6月20日から8月20日の期間、全国の書店約400店舗、公共図書館など100館以上でカタログの配布や掲載図書のフェアを展開したほか、大手保育園のグローバル・キッズ、JPホールディングス、学研ココファンホールディングス、さくらさくみらいでは園児に配布、さらに赤ちゃん本舗が通信販売の購入者に提供するなど、合わせて約10万人の児童に直接届いた。
カタログを手にした父母などがSNSで拡散したほか、毎日新聞、日経新聞、読売新聞など新聞各紙が記事を掲載。事務局には図書館や一般読者からもカタログの問い合わせが多数寄せられた。
早々にカタログを配りきる書店も多く、掲載図書を発行するブロンズ新社からは、1990年に初版刊行した『らくがき絵本 五味太郎50%』は店頭露出が増えことで顕著に売り上げが伸びたと報告があるなど、キャンペーンが販売に結びついたようだ。また、図書館でも掲載図書を展示するとたちまち全点貸し出し中になるという声が多数寄せられた。
プレゼントには13万件以上の応募
一方、同期間で実施したリアル書店の1000円以上のレシートを添付して応募すると、雑貨や食品、図書カードなどの景品2140本が抽選で当たるプレゼントキャンペーンは、期間中に13万4860件の応募があった。