【人事】印刷博物館 新館長に凸版印刷・金子会長

2021年10月11日
 印刷博物館は樺山紘一館長の退任に伴い、10月1日付で凸版印刷・金子眞吾代表取締役会長が新館長に就任したと発表した。
 
 印刷博物館は凸版印刷創立100周年事業の一環として2000年10月に開館。以来、印刷全般に関する本格的な博物館として、多数の企画展を開催してきた。印刷工房を中心とした教育活動などを通し、社会、文化の発展に貢献してきた印刷の役割と意義を広く発信している。
 
 20年10月にはリニューアルを実施し、これまでの調査研究成果をもとに新しい学問「印刷文化学」を立ち上げた。
 
 退任した樺山氏は05年10月1日に印刷博物館館長に就任し、以来16年にわたり印刷文化の発展と啓発に貢献してきた。退任後は、印刷博物館の顧問として、引き続き印刷博物館の運営に関するアドバイス等を行う予定。
 
 

 金子眞吾氏 略歴

 1973年4月凸版印刷入社、2003年6月取締役就任、06年6月常務取締役、08年6月専務取締役、09年6月代表取締役副社長、10年6月代表取締役社長。19年6月代表取締役会長(現任)。このほか東京商工会議所副会頭、日本経済団体連合会サイバーセキュリティ委員長を務めている。