2022年度「年間発売日カレンダー」発表 「週5日以内稼働」実現、土曜休配日は37日間

2021年10月1日

稼働日は254日間、土曜休配日は37日間(前年度比5日増)

 

 日本出版取次協会(取協)と日本雑誌協会(雑協)は10月1日、2022年度「年間発売日カレンダー」を発表した。取協と雑協の両団体は、合同PTで継続的に議論を重ねてきたが、目標としてきた“週5日以内稼働”が22年度に実現することとなった。

 

集荷作業のない「完全土曜休配日」は19日間に

 

 22年度の「土曜休配日」は37日間、「年間稼働日」は254日間。また、21年度から導入している「完全土曜休配(輸送会社の集荷作業がない)」についても5日増の年19日間となった。なお、22年度も平日休配日は設定していない。

 

 取協と雑協は「出版物流を支えている人々の有給休暇取得促進に寄与できると確信している」とコメントを発表。また、「今後も両団体で商品の鮮度と売上を最大限に考え、そのうえで流通にも配慮した。発売日にまつわる根本的な考え方を各方面と議論し、効果的な輸送計画、業量平準化などを引き続き検討していく」としている。

 

▼関連記事

2021年度「年間発売日カレンダー」発表 土曜休配日は32日間

2020年度「年間発売日カレンダー」発表 年間休配日は土曜22回、平日3回に

【新型コロナ】雑協・取協 6月期の休配日を追加

・日本出版取次協会・平林会長(日販GHD)「週5日以内稼働の早期実現」と「サプライチェーンの再構築」目指す