毎日新聞社は来年2月に迎える創刊150年のキャッチフレーズ「社会をつなぐ、言葉でつむぐ」をストーリー仕立ての映像で表現したCMを制作した。CMは10月1日から全国で放送され、特設サイトでは60秒の特別バージョンを公開している。
同社では「日常に潜む小さな声、声なき声に耳を傾ける」という同社の報道姿勢と、「分断が進んでいるとされるこの時代に、お互いをわかり合い、支え合っていくための羅針盤でありたい」という願いのもとCMを製作した。創刊150年のキャッチフレーズ「社会をつなぐ、言葉でつむぐ」のコンセプトを体現した内容となっている。
CMのタイトルは「聞こえない声」。クリエイティブディレクターはクリエイティブ・ブティックPOPSの田中淳一氏、映像監督は「ADFEST」「ACCフィルム部門」など国内外の受賞歴を持つ金野恵利香氏、撮影は米津玄師「Lemon」のミュージックビデオを手がけたカメラマン・今村圭佑氏が担当した。毎日新聞の報道姿勢を象徴する記事も織り交ぜ、クリエイティブにこだわった30秒の映像は、あらゆる世代の心を揺さぶるような仕上がりだという。
10月からは「聞こえない声:子どもたち篇」を全国で放送し、創刊記念日の来年2月21日からは「聞こえない声:大人たち篇」を放送する。同時オープンする創刊150年特設サイトには45秒バージョンに加え、子どもたち篇と大人たち篇をミックスした特別な60秒バージョンもアップ。CMと連動した記事コンテンツが集積されているほか、毎日新聞の創刊からの歩みが時代や世相を映し出した画像とともにたどれるページもある。