読売新聞社は、学校教材サービスのエデュシップ株式会社、筑波大学アスレチックデパートメントと共同で、小学校低学年向けの体育学習ドリル「カラチャレ」(B5判、32㌻)を発行し、11月から全国300校の小学校に無償で配布する。
カラチャレは、小学校で必修の「体つくり運動」にチャレンジしながら楽しく学べる教材。子供たちが運動を好きになるかどうかは小学校低学年までに決まるといわれている。一方で、学校現場では全ての教員が運動を得意としているわけではなく、低学年の児童に体を動かす面白さをどのように教えるかが課題となっている。
カラチャレでは、日本体育大学の白旗和也教授監修のもと、子供たちが気軽に挑戦でき、効果のある運動を何度も実践できるようドリル形式で数多く紹介。体育の授業に取り入れたり、自宅で保護者と取り組んだりできる運動を80種類以上、イラスト付きで掲載している。
今回は通常版に加え、バナナなどの青果物を生産販売するドールの協力を得た特別版も発行し、「バナナストレッチ」などの運動のほか、体をつくるために必要な栄養面についても児童向けに解説している。今後、企業の賛同を得て、学校現場に無償で配布する取り組みを進める。
カラチャレの対象は小学1、2年生で、全国300校に無償で配布する。申し込んだ学校の対象学年の全児童数分を送るが、申し込み多数の場合は抽選になる。問い合わせはkarachalle@eduship.co.jpへ。配布希望の申し込みは、https://eduship.co.jp/karachalle/