著者はK―POPスターに愛される料理研究家
小学館クリエイティブは11月17日に韓国で最も売れているレシピ本シリーズ「ペク先生のやみつき韓国ごはん」の刊行を開始する。第1弾は日本でも人気の「家庭料理レシピ」とインスタントラーメンなどを使った「おひとりさまレシピ」の2点。主要書店に内容見本を送付するなど販促に取り組んでいる。
同シリーズは韓国で刊行されている5点の累計が100万部に達っしている。人口が日本の半分ほどの同国ではレシピ本として異例のベストセラーだ。
日本発売の第1弾は『おうちでかんたん!家庭料理レシピ』(148ページ)と『毎日ラクうま!おひとりさまレシピ』(136ページ)。いずれもB5判、定価1430円。来年1月から2月に残り3点も発売する。
著者のペク・ジョンウォン氏は日本でも韓国料理店を運営する実業家であるとともに、テレビでレギュラー番組を持つ人気料理研究家。YouTubeチャンネルの登録者は500万人、総再生回数は5億回を超え、日本でも大人気のBTSなどK―POPアーティストからも敬愛されており、日本の韓流ファンにもお馴染みの存在だ。
「ペク先生のやみつき韓国ごはん」シリーズは、韓国では2014年から家庭料理4タイトルと独身者向け1タイトルを刊行。「できるだけ簡単に作れるというポリシーのもと、工程を写真で説明するなど、レシピ本としてはかなりていねいに説明しています」と編集を担当する書籍企画部・寺澤薫デスク。
日本では手に入りにくい食材の代用品を注釈で加えたりはしているが、「ペク氏のワンポイントコメントなども入っていて、あまり補う必要がありません」という。
発売に向けて10月はじめから主要書店に11月発売2点の内容見本(各12ページ)を送って事前注文を募っている。注文締め切りは10月20日。
プロモーションとしては韓流やK―POPのファンなどに向けてSNS広告を実施するほか、主要書店での店頭展開を呼びかけている。
問い合わせは同社マーケティング部、電話=03(3288)3761