電通 NFTマーケット「FanTop」に参画 IPのデジタル流通を推進

2021年10月15日

 電通は10月12日、メディアドゥが同日にサービスを開始したNFTマーケットプレイス「FanTop」に参画すると発表した。電通のコンテンツビジネスで培ったネットワークを活かし、IPホルダーの持つアニメやマンガなどのエンターテインメントや、スポーツコンテンツのFanTopへの出品を促進するほか、新しいファン体験の創出、新たなファンとの関係性構築の支援・推進を行うとしている。

 

 NFT(非代替性トークン)は、ブロックチェーン上で発行される代替不可能なトークン。保有者情報の改ざんが困難なことから、映像コンテンツやアート作品のデジタルデータと、作者や保有者のデータを結び付けることで著作証明、保有証明を付けた形での流通が始まっている。各コンテンツホルダーのNFTビジネス参入が進んでいる。

 

 FanTopは、アニメやマンガ、スポーツなどのエンターテインメントコンテンツ、作家・アーティストを愛するファンが「欲しい」と思うアイテムを、NFT付きのデジタル〝ファンアイテム〟(ファン向けの収集品)として収集・鑑賞、ファン同士での共有、譲渡、売買まで最大限に楽しめることを目指したNFTマーケットプレイス。

 

 電通は、マーケティングやコンテンツビジネスで得た知見を活かし、ファン心理に基づくデジタルアイテムの企画・制作を行う。また、日本のアニメとマンガに特化した世界最大級のコミュニティー&データベースサイトを運営する「MyAnimeList」と連携し、海外のファンに向けたデジタルアイテムの企画・制作も進める。

 

メディアドゥ コンテンツを取引するNFTマーケットプレイス「FanTop」のサービスを開始