丸善ジュンク堂書店は、秋の読書週間に合わせて全国の同グループ従業員がおすすめする本を集めた「店員おすすめの100冊」フェアを10月10日から、全国店舗で開催している。
フェアでは、社内で「おすすめの1冊」とコメントを募集し、寄せられた数百冊の中から、仕入れ担当者やべラテン書店員7人で構成する選考委員会が絞り込んだ100冊を展開。
展開店舗は丸善舞浜イクスピアリ店を除く直営全店。このうち全100点のフェアを展開するのは38店舗(版元品切れ重版中のものは除く)。期間は11月9日まで。
フェアのコーポレートサイト:https://www.maruzenjunkudo.co.jp/info/20211007-01/
また、選考委員のコメントとして以下の文章を発表した。
選考委員のコメント
私たち書店員は何より本が好きで、毎日の新刊を目にし、様々な本の情報に接しながら本を仕入れ、自分でも読み、店頭に並べていく日々の中で、「これは」と思う本を、是非多くのお客様に紹介したいという想いで満ち溢れています。
そんな想いを汲み上げ、ストレートにお客様に伝える試みをしてみたいと思い、過去には店舗が閉店する際に「本当に売りたかった本」といった切り口でフェアを展開することはありましたが、今回はそれを秋の読書週間のメインイベントとして開催致します。
今回のこの「100冊」の選考は、まずは丸善ジュンク堂書店グループの全従業員に〈渾身の1冊〉を挙げてもらいました。結果として、〈世界観が変わるような1冊〉〈人生が揺さぶられるような1冊〉を、多くのスタッフが熱意溢れたコメントとともに推薦してくれました。コミック、詩集、ミステリ、ノンフィクション、哲学書 etc.とジャンルは多岐にわたり、どれも捨てがたい本でしたが、予想を大幅に上回る数百冊の推薦の中から苦渋の選択で絞りこんだ結果、これ以上はどうしても減らすことのできない100冊のリストが出来上がりました。
最終的に、往年の名作から最新の注目作までバラエティーに富んだラインナップになっております。また、カオティックな本の世界を体現するため、あえてリストの分類はせず、単行本も文庫、新書、コミックも混じり合っています。
2021年の秋、ぜひ書店に足をお運びいただき、ご自分の〈この1冊〉を見つけて下さい。