日本経済新聞社は10月13日、ティーケーピー(TKP)および同社100%子会社の日本リージャスホールディングスとの業務提携を発表した。
貸会議室大手のTKPグループは、日経が運営するワーキングスペースのマッチングプラットフォーム「OFFICE PASS」への加入を軸に、ビジネスパーソンの利便性向上と企業の働き方改革の推進に貢献する事業に取り組む。
TKPグループは、全国で約420施設の貸会議室・レンタルオフィス・シェアオフィスを運営し、法人顧客を中心としたサービスを展開。日経グループのサービスで利用する日経IDは1000万に達しており、ID会員向け有料サービスの「OFFICE PASS」は、高い利便性とリーズナブルなコストがビジネスパーソンに評価されている。
今回の業務提携によって、TKPが運営する好立地でグレードの高い貸会議室や、世界的ブランドである「Regus」のレンタルオフィス・シェアオフィスがネットワークに加入し、「OFFICE PASS」の事業拡大が期待される。また、TKPの培ってきた経験と日経グループのビジネスパーソンへのリーチを生かし、両社が協力して新たな顧客獲得に注力する。
コロナ禍により、オフィス分散化やオフィス勤務とテレワークを組み合わせた「ハイブリッド型オフィス」戦略が注目を集めている。その中で、それぞれの強みを融合させ、多様な個人と組織のウェルビーイングに適う「ハイブリッド型オフィス」戦略の実現など、より良い働き方につながる提案を行っていく。