第1回「note創作大賞」開催決定 11月15日から応募スタート、受賞作品は書籍化・映像化

2021年10月25日

 

 オールジャンルの作品を対象とした第1回「note創作大賞」の開催が10月18日に決定した。主催はメディアプラットフォーム「note」とウェブメディア「cakes(ケイクス)」を運営するnote株式会社。開催にあたってはKADOKAWA、幻冬舎、ダイヤモンド社、テレビ東京の4社が協力し、審査員を務める。作品応募は11月15日からスタートする。受賞作品の書籍化・映像化について、協力企業と打ち合わせではnoteがサポートを行うとしている。

 

 今回が第1回目の開催となる「note創作大賞」は、応募作品をnote上で公開するオープンな賞。既にある文学賞の枠組みとオープンなインターネットの特性をかけ合わせ、新たなクリエイターを発見するとともに、すべての応募作品に読者と出会う機会を提供する。

 

 応募期間は2021年11月15日から22年2月6日まで。応募方法は期間中に「#創作大賞2022」をつけてnoteに記事を投稿する。受賞作品の発表は22年4月末を予定している。

 

 応募できるのは書籍化・映像化されていない作品。1人1作品まで受け付ける。2作品以上応募した場合は選考対象から外れることがある。形式はテキスト・画像・動画のいずれか、もしくはそれらの組み合わせも可能。文字数・画像枚数に制限はない。

 

 賞金は大賞が30万円、優秀作品賞が10万円。大賞、優秀作品賞を授与した各協力企業と書籍化・映像化についての話し合いが行われる。入賞は賞金1万円、入選したすべてのクリエイターをnoteディレクターがサポートするとしている。

 

 


▼審査員コメント

KADOKAWA

審査員:KADOKAWA ダ・ヴィンチブランド部・関口靖彦、伊藤公一、関口順一、山﨑旬

コメント:われわれは常に「そのコンテンツに最適な書籍のかたち」を追究して、編集業務にあたってきました。今回の「創作大賞」はジャンルも形式も問わない賞ですから、既存のフォーマットにとらわれない自由な作品が応募されてくることと思います。そのコンテンツの魅力を最大限に届けられるのは、どんな書籍か――ご一緒に考えながら、本を作らせていただきたいと思います。

 

幻冬舎

審査員:幻冬舎コミックス・藤田みちよ、幻冬舎 編集局・杉浦雄大、​​岩堀悠

コメント:幻冬舎はnoteという場で、様々なクリエイターの方々と出会い、作品づくりをご一緒してきました。そして今回、記念すべき第一回目の「創作大賞」に参加することに、喜びと期待感を膨らませております。募集作品にジャンルやフォーマットの制約はありません。自由でオープンな発想から生み出された作品に巡り会えることを楽しみにしております。

 

ダイヤモンド社

審査員:ダイヤモンド社 書籍編集局・金井弓子、亀井史夫、種岡健、田中怜子
コメント:私たちは「ビジネス」のジャンルを得意としていますが、児童書や実用書、エッセイなど、幅広い分野の本を手がけています。noteさんが企画のきっかけとなったことも多く、これまで『心をつかむ超言葉術』(阿部広太郎)、『0メートルの旅』(岡田悠)、『おれは無関心なあなたを傷つけたい』(村本大輔)などの話題作が生まれました。

 いまや「誰もがクリエイターになれる時代」です。本を出すのに「有名か無名か」の境界線はなくなり、たった1つのコンテンツがSNSで拡散され、一夜にして人生が変わってしまうことも起きています。

 どんな人でも、オリジナルでユニークな「知識、経験、物の見方」があるはずです。ぜひ、それを最大限、魅力的に伝えてみてください。きっと多くの人の心を動かせる「ベストセラーのタネ」が眠っているはず。そう信じて私たちも真剣にコンテンツと向き合います。

 私たちは特に「初めて本を出す人」を全力で応援しています。みなさまの唯一無二の作品を期待しています!

 

テレビ東京

審査員:テレビ東京 配信ビジネス局・松本拓、間宮由玲子、合田知弘
コメント:記念すべき第1回の「創作大賞」に参加することができ、大変嬉しく思います。テレビ東京では過去にもnoteのシナリオ投稿でストーリーが展開するドラマ「知らない人んち(仮)」「100文字アイデアをドラマにした!」や、コミックエッセイ大賞などを通じて(「38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記」の映像化等)、クリエイターの皆さんと一緒に作品づくりに取り組んで参りました。今回もドラマを中心とした映像化でご一緒できるクリエイターの方々・作品にたくさん出会えたら幸いです。

 

note

審査員:note ディレクター・三原琴実、志村優衣、森坂瞬、戸田帆南
コメント:このたび、KADOKAWA、幻冬舎、ダイヤモンド社、テレビ東京の4社のご協力を得て、クリエイターのみなさんの幅広い活躍を後押しするコンテストを開催できることを、非常にうれしく思っています。

 わたしたちnoteのミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」。「だれもが」と掲げる通り、あらゆるクリエイターのみなさんにご参加いただけるよう、今回のコンテストではジャンル・形式を問わず、広く作品を募集します。文字数や枚数などの細かい規定も設けませんし、テキスト×映像のような表現方法の組み合わせも可能です。インターネット時代ならではの自由であたらしい創作のかたちに出会えることをたのしみにしています。渾身の一作のご応募をお待ちしております!