ポプラ社×東大Cedepの共同開発プロジェクト 第3回「脳科学から考える デジタル時代の子どもと読書」開催へ

2021年10月26日

 

 ポプラ社と東京大学Cedepの共同研究「子どもと絵本・本に関する研究」プロジェクトは11月5日、第3回「脳科学から考える デジタル時代の子どもと読書」を開催する。

 

 同プロジェクトでは、デジタル時代の子どもの発達と絵本・本の関係や子どもをとりまく絵本・本環境について学びを深めるセミナーを全4回にわたって開催する予定。第1回は6月15日に、第2回は8月28日に実施された。

 

 シリーズ第3回の講師は、東京大学大学院総合文化研究科・酒井邦嘉氏教授。「デジタル時代の読書と言語発達」と題し、本の特徴としての紙や見開きの効果を検証した脳科学研究の知見をまじえながら、デジタル時代の読書と言語発達の関係、デジタル時代における教育のあり方について講演する。

 

 また、研究発表「紙とデジタルどう違う?: 親子による共同読み場面の比較実験」では、Cedep・佐藤賢輔特任助教から、ポプラ社との共同研究の一環として実施した、紙の絵本とデジタル絵本を比較した研究の紹介を行う。このほか、Cedep・遠藤利彦センター長をまじえたディスカッションを通じ、デジタル時代における豊かな読書環境を実現するための手がかりについて考える。

 

 開催日は年11月5日。会場は「Zoom」によるオンライン開催、定員は先着1000人まで。 東京大学Cedepのイベントページから参加申し込みが必要となる。セミナーの様子は録画配信され、Cedepのウェブサイトで公開する。

 

東京大学Cedepこども研究員募集

 

 同共同研究プロジェクトの一環で、小学校3・4年生の児童とその保護者を対象として「想像力についてのオンライン調査」に「東大Cedepこども研究員」として協力できる人を募集している。

 

 「Zoom」を利用したオンライン調査であるため、自宅のパソコン・タブレットから研究活動に参加できる。詳しい調査内容と募集概要は東京大学Cedep「想像力についてのオンライン調査」参加者募集ページに掲載している。